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28.めっきの歴史 高い精度の特殊形状加工や表面処理鋼管の販売を行う麻布成形株式会社

金属は長期間使用していると錆びてしまったり、磨耗したりといったトラブルが発生します。金属の問題点を解消するために必要なのが表面処理です。複数ある表面処理の方法の一つに、めっきがあります。

この記事ではめっきの種類と歴史をご紹介いたします。

めっきの種類

紐で繋がれた多くの鉄棒

めっきとは表面処理の一つで、素材の表面に金属の薄膜を生成して耐食性を高め、錆の発生を防ぎます。めっきの加工方法には主に4つの種類があり、どれもが金属の性能を高めるうえで非常に効果的です。

電気めっき

電気めっきは品物を陰極にして電気を流し、表面に金属皮膜を析出させる方法です。比較的皮膜の厚さの管理がしやすく、生産量を自在に変更出来たりします。また、低温での処理が可能なため、熱の影響を受けないといった特徴があります。

めっきの種類は「金・銀・銅・亜鉛・ニッケル・クロム・すず・アルミニウム」などです。

無電解めっき

無電解メッキは電気を使用せず、品物をめっき液に浸漬させることで金属皮膜を析出させる方法です。品物の種類や形状に関係なく、均一な皮膜の形成が可能で、不導体(プラスチック、セラミックなど)にもめっき加工が出来るといった特徴があります。めっきの種類は「ニッケル・銅・マンガン」です。

溶融めっき

溶融めっきは、亜鉛やすずなどの金属を溶融した中に品物を浸漬し、金属皮膜を析出させる方法です。大物や重量物などに防食性を付与するのに向いており、めっきの付着量も多いです。めっきの種類は「亜鉛・アルミニウム・すず」です。

蒸着めっき(乾式めっき)

最後に乾式めっきの一つである蒸着めっきです。先に紹介した電気めっき・無電解めっき・溶融めっきは湿式めっきといい、溶液に素材を浸して皮膜を生成します。一方乾式めっきは真空中で皮膜を生成します。

蒸着めっきは、亜鉛やアルミニウムなどの金属や酸化物を蒸着させて、素材の表面に皮膜を形成する方法です。真空蒸着が可能であるため、反射防止膜やアルミフィルムを形成する際に用いられる方法となります。

めっきの歴史を紹介

無数の金属

めっきは「古くて新しい技術」と呼ばれており、紀元前1500年頃から行われていたという記録もあります。めっき自体は非常に古くから行われてきた技術ではありますが、電気めっきのように精度の高い加工が行われるようになったのは比較的最近です。

電気めっきが初めて登場するのは、1800年のイタリア。物理学者のボルタによって発明されました。その後、世界の科学者によって開発・改良が行われ、電気めっきの技術は産業界に広まっていきます。

日本に電気めっきが入ってきたのは江戸時代です。蘭学者の川本幸民が西洋の電気めっきの実験を行い、島津斉彬公に紹介します。後に薩摩藩主となった島津薩摩守斉彬公は、いろいろな工業製品を製造し、鎧や兜などの金具に電気めっきを施したといわれています。

表面処理鋼管や表面処理鋼材などに施されているめっき加工。これは長い歴史の中で多くの科学者が開発・改良を繰りかえし、精度を高めながら現代まで受け継がれてきたものなのです。

高い精度が必要な加工もお任せ下さい!レーザーを使った特殊形状加工・表面処理鋼管の販売を行う麻布成形株式会社

鋼管・鋼材の3次元レーザー加工や切断加工事業を行う麻布成形株式会社では、表面処理鋼管や鋼材の在庫商品販売も行っております。

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高精度な表面処理鋼管の加工・販売 麻布成形株式会社

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